ヤスハラケミカル(4957)の銘柄紹介 ― 国内シェアを独占する天然テルペン樹脂メーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株の1つにヤスハラケミカル(4957)という東証2部企業があります。

ヤスハラケミカルは、4月30日に2021年3月期の決算を発表し、売上高は7.1%の減収、経常益は2.5倍の増益でした。

このヤスハラケミカルは、ネットネット株投資家として、投資対象になる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

ヤスハラケミカルは、国内唯一の天然テルペン樹脂メーカーで、国内シェアを独占しています。

したがって、不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が65%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債は64%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は117.9億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.57になり、ネットネット株に該当します。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は、緩やかな増加傾向をたどっているように見えます。

一方、EPS(1株当たり利益)は、伸び悩んでいます。

NCAVは上昇傾向にあります。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

1998年以降、ROEは7%を超えたことがありません

BPSは上昇トレンドをたどっていますが、過去10年で2割程度しか伸びていません

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2016年以降、ネットネット株指数が1.0を回復したことはありません

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は117.9億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は585.4%有利子負債自己資本比率は21.7%で、大きな問題はありません。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

400円台の底値圏からはかなり上昇してきました。

出典:SBI証券

その他の特記事項

特定株62.5%と多い一方、海外投資家は1.3%に留まっており、アクティビストの参入期待は低めです。

ただし、買収防衛策は導入されていません

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?
⑥時価総額は100億円以下か?
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

ネットネット株指数的には割安ですが、流動資産内に棚卸資産が多く、収益性が低い企業です。また、過去5年間にネットネット株指数が1.0に回帰したことがありません。

したがって、積極的に保有したい銘柄ではありません。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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