外国人持株比率と浮動株比率から見るネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

村上ファンドを率いた村上世彰氏は、「IRが悪く、キャッシュリッチで外国人持株比率が高い企業が投資対象だ」と語ったことがあります。

外国人持株比率が高い銘柄は、必然的に個人保有比率が低く、株式持合が低い傾向があるため、アクティビストの要求が経営者に受け入れられやすいと言えるのかもしれません。

そこで、この記事では、外国人持株比率の高いネットネット株浮動株比率の低いネットネット株をランキング化しました。

外国人持株比率ランキング

 コード銘柄外国人
持株比率
18881日神グループHD25.6
26390加藤製25.5
38011三陽商22.5
47537丸文13.1
59885シャルレ11.9
68772アサックス10.5
78152ソマール8.8
87769リズム8.3
91793大本組7.7
103299ムゲンエステト7.5
116249ゲームカード・ジョイコ7.4
128877エスリード7.2
131734北弘電社6.7
145921川岸工6.4
158844コスモスイニシア5.1
167887南海プライウッド5.0
175900ダイケン5.0
188046丸藤パイル4.8
198249テクノアソシエ4.8
206496中北製作所4.5
217422東邦レマック3.6
226416桂川電機3.2
233504丸八HD3.2
243600フジックス3.1
258995誠建設2.8
266943NKKスイッチズ2.3
277314小田原機2.3
287871フクビ化学工業2.1
296303ササクラ1.9
307427エコートレーディング1.8
315753日伸銅1.8
322917大森屋1.4
334957ヤスハラケミ1.3
342982ADワークスグループ1.2
358139ナガホリ0.8
366142富士精工0.6
377338インヴァスト0.3
385979カネソウ0.0
392137光ハイツ・ヴェラス0.0
8013ナイガイ 

日神グループHD(8881)の外国人持株比率が25.6%と全ネットネット株の中でトップでした。主だったアクティビストの名前は株主名簿から確認できませんが、BBHフィデリティ・イントリンシック・オポチュニティズFなどのバリュー系の海外投資家が大株主になっています。流動資産の半分程度を現預金で抱えている銘柄ですから、「キャッシュリッチ」という村上氏の条件にもかないます。

2位の加藤製作所(6390)の外国人持株比率は25.5%でした。一時期、シルチェスター系の日本バリュー・インベスターズが大量保有報告書を出すなど、アクティビストが注目している銘柄です。ただし、流動資産に占める現預金の割合が15%程度であり、「キャッシュリッチ」とは言えない銘柄です。

浮動株比率ランキング

 コード銘柄浮動株
比率
12137光ハイツ・ヴェラス5.4
28249テクノアソシエ5.5
33504丸八HD5.5
48881日神グループHD6.0
54957ヤスハラケミ6.2
68772アサックス6.8
77871フクビ化学工業7.3
88844コスモスイニシア8.1
95900ダイケン8.3
106249ゲームカード・ジョイコ11.9
111793大本組12.0
126416桂川電機12.2
136303ササクラ13.7
148139ナガホリ13.7
155979カネソウ13.7
168995誠建設13.9
177537丸文14.1
187338インヴァスト18.3
196496中北製作所19.0
205753日伸銅19.7
218152ソマール21.0
222982ADワークスグループ21.1
237314小田原機21.2
248011三陽商21.7
256142富士精工21.7
263600フジックス22.2
279885シャルレ22.4
288877エスリード22.5
293299ムゲンエステト23.1
306943NKKスイッチズ24.1
315921川岸工24.3
328046丸藤パイル24.7
336390加藤製25.3
347887南海プライウッド25.5
357769リズム26.9
367427エコートレーディング28.9
372917大森屋34.3
381734北弘電社42.7
397422東邦レマック46.0
8013ナイガイ 

浮動株とは、発行されている株式の中で、安定した株主に保有されておらず、市場に流通する可能性の高い株式のことで、その多くが個人投資家によって保有されています。一般的に、個人投資家は経営参加のインセンティブが相対的に小さいため、外国人投資家などのモノ言う株主からの圧力から逃れたい経営者にとっては好都合の存在と言えます。「おとなしい」個人投資家を増やすため、株主優待を拡充する企業も多くありますが、統計的な分析によれば、株主優待で個人株主を増やした企業は業績が悪化し、株価下落につながりやすいと言われています。

たとえば、ランキング最下位の東邦レマック(7422)はQUOカードを株主優待として配っています。自社製品を配るのは理解できますが、QUOカードのような換金性の高い金券を配って経営者の与党株主を増やすことは、一種の買収防衛策であり、経営者の自己保身と言えると思います。

したがって、浮動株比率が少ない企業のほうが、企業価値を向上させる要求に応じる可能性が高いと言えるかもしれません。

このように株主構成のうち、外国人持株比率や浮動株比率に目を通すことは賢明な銘柄選択に役立つと考えています。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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