ダイケン(5900)の銘柄紹介 ― ネットネット株状態が続く建築金物製品メーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株銘柄の中にダイケン(5900)というJASDAQ上場銘柄があります。

このダイケンは、ネットネット株投資家の投資対象となる銘柄なのでしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

ナイガイは、ハンガーレール・自転車置き場装置で首位を走る住宅建材中堅メーカーです。

したがって、不動産業・金融業銘柄には該当しません。

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現金が47%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債はありません

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は70.7億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.64(2021年4月23日終値752円で算出)になり、ネットネット株に該当します。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は低迷しています。

EPS(1株当たり利益)は伸びていませんが、1998年以降、最終赤字を計上していない点は評価できます。

NCAVは拡大傾向です。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

1998年以降のROE推移を見ると、好況期でも7%を超えることはありません。無借金経営をしているとはいえ、低収益の企業です。

BPSは拡大傾向ですが、過去10年間で32%の増加に留まっています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2016年以降、ネットネット株指数1.0水準には回帰しておらず、バリュートラップに陥っているように思います。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は44.9億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は372%であり、有利子負債もないため、財務的には健全です。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

過去3年の底値圏である500円台からは脱しており、底値圏にあるとは言えません。

その他の特記事項

買収防衛策が導入されています。また、特定株が58%もある一方、外国株は5%程度に留まっており、アクティビストの参入がカタリストになる可能性も乏しいように思われます。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?
⑥時価総額は100億円以下か?OK
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

成長性の観点からは評価できず、バリュートラップに掛かっているように思えます。したがって、個人的には、ポートフォリオに加えることを控えたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください