ナイガイ(8013)の銘柄紹介 ― エフィッシモが注目するネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株銘柄の中にナイガイ(6496)という東証1部上場銘柄があります。

このナイガイは、ネットネット株投資家の投資対象となる銘柄なのでしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

ナイガイは、靴下の老舗メーカーです。

したがって、不動産業・金融業銘柄には該当しません。

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現金が58%を占めています。銀行からの借入が増加しているためだと思われます。

負債の内訳を見ると、有利子負債は46%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は43.5億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.63(2021年4月21日終値332円で算出)になり、ネットネット株に該当します。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は、恐ろしいまでの縮小傾向です。

EPS(1株当たり利益)は過去24年間で11回にわたり、マイナス圏に沈んでいます。

2019年までは拡大傾向でしたが、直近2年間で急減しています。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

1999年以降のROE推移を見ると、2009年以前には7%を超えることがありましたが、2010年以降は7%に達していません。

BPSもまた縮小傾向です。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2016年12月に、ネットネット株指数1.0に回帰しています。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は27.4億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は249%で健全です。

一方、有利子負債自己資本比率は34.9%に急上昇していますが、現在の水準は許容範囲内です。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

過去3年の底値圏である300円台前半で推移しています。

出典:SBI証券

その他の特記事項

旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ キャピタル マネージメントが第3位株主になっています。また、光通信の会長・重田康光氏の息子である重田光時氏が昨年3月に大量保有報告書を提出しており、現在も一定の株式を保有している可能性があります。

しかも、買収防衛策は導入されていません

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?OK
⑥時価総額は100億円以下か?OK
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?OK

収益性・成長性の観点からは全く評価できませんが、村上ファンド系のエフィッシモが2019年秋から大量保有しています。アクティビストによる経営介入の結果、企業価値を高める何らかの施策が図られる可能性があります。

したがって、少額に抑えるならば、ポートフォリオの一部に加えておける銘柄の1つと言えそうです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください