中北製作所(6496)の銘柄紹介 ― 25年間にわたり黒字を出し続けるネットネット株は買いか?

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株銘柄の中に中北製作所(6496)という東証2部上場銘柄があります。

2020年度の第3四半期決算を発表した中北製作所は、引き続きホールドし得る銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

中北製作所は、船舶用や発電所用の自動調節弁メーカーです。

したがって、不動産業・金融業銘柄には該当しません。

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、売上債権が33%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債は24%に留まっています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は166億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.63(2021年4月16日終値2,725円で算出)になり、ネットネット株に該当します

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は横ばい傾向です。

EPS(1株当たり利益)が25年間にわたり、マイナスに転落していない点は評価できます。

2011年以降のNCAVは拡大しています。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

1997年以降のROE推移を見ると、2009年以前には7%を超えることが多くありましたが、2010年以降は7%に達していません。

BPSは過去10年で1.3倍程度の拡大に留まっています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2016年以降、ネットネット株指数1.0を超えたことはなく、長期間割安に放置されています。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は104億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は390%、有利子負債自己資本比率は5.5%であり、大きな問題はありません。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

過去3年の底値圏である2,000円台前半からは脱しいます。

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?
⑥時価総額は100億円以下か?
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

長年、赤字を計上していない点は評価できますが、好況期のROEが低く、BPSの成長性が今ひとつです。また、過去5年にわたり、ネットネット株指数が1.0水準を回復していないことは、バリュートラップに嵌っている可能性を感じさせます。当面はポートフォリオに含めておくつもりですが、他に割安な銘柄が現れた際には、売却候補になる銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください