高松機械工業(6155)の銘柄紹介 ― 魅力的な工作機械メーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株候補の1つに高松機械工業(6155)という東証2部上場企業があります。

この高松機械は、ネットネット株投資家として、投資対象になる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

当企業は、中小型NC旋盤の中堅メーカーです。NC旋盤とは、汎用旋盤に数値制御装置(NC装置)を組み込んだ機械のことです。普段の生活で見かけることはありませんが、世界中の多くの工場で稼働し続けている装置で、高松機械のNC施盤は、自動車向け特注機を多く扱っています。

したがって、不動産・金融銘柄には該当しません。

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現金預金が40%を占めており、安定的です。

負債の内訳を見ると、電子記録債務を中心としたその他流動負債が42%を占めています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は88.9億円です。

※単位:百万円

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.93になり、ネットネット株には該当しません

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は、概ね上昇傾向にあります。

※単位:百万円

EPS(1株当たり利益)は、不況期に落ち込むことがありますが、下降トレンドをたどっているわけではありません。

NCAVは上昇傾向にあります。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

2000年以降のROE推移を見ると、2005~08年や16年、19年などの好況期には10%を超えています。

BPSは拡大しており、2011年以降に限ってもおよそ2倍に成長しています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2020年コロナショック前まで、ネットネット株指数は1.0以上で推移していました。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は82.5億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は248.3%有利子負債自己資本比率は7.3%で全く問題ありません。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

過去5年間の週足チャートによれば、現在の株価は過去3年の安値圏から脱しつつあります。

https://jp.tradingview.com/

その他の特記事項

大株主名簿を確認すると、第10位株主にBBHフィデリティロープライスドストックFといったバリュー機関投資家が名前を連ねています。

しかし、買収防衛策が導入されている点には留意が必要です。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?OK
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?OK
⑥時価総額は100億円以下か?OK
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

②ネットネット株指数と⑧株価水準の要件のみ合致しませんでしたが、非常に魅力的な銘柄です。500円台前半に下がる局面ではぜひともポートフォリオに加えたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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