ヤスハラケミカル(4957)の銘柄紹介 ― 国内シェアを独占する天然テルペン樹脂メーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株リストの常連にヤスハラケミカル(4957)という東証2部銘柄があります。

ヤスハラケミカルは国内唯一の天然テルペン樹脂製造会社で、国内シェアを独占しています。テルペンとは、植物や昆虫、菌類などによって作り出される生体物質で、接着剤やプラスチックの改質用途やエッセンシャルオイルの芳香用途に用いられています。したがって、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

このヤスハラケミカルはネットネット株投資家として保有し得る銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5つの観点から、分析してみます。

ヤスハラケミカルの割安性:

流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が66%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債は68%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は115.6億円です。

※単位:百万円

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.55になり、割安なネットネット株です。

※単位:百万円

ヤスハラケミカルの収益性:

売上高は拡大傾向にありましたが、2020年に続き2021年も大幅な減収予想となっています。

1997年以降で最終赤字を計上したのは、2020年のわずか1度のみです。

1997年以降の平均ROEは3.7と収益性は低めです。

ヤスハラケミカルの財務トレンド:

BPS(一株当たり純資産)は、美しい上昇トレンドです。

NCAV(正味流動資産)も上昇傾向です。

下記グラフは、2016年夏以降のネットネット株指数の推移です。常時、ネットネット株指数1.0を下回る万年割安株ですが、とりわけ2020年春頃にはネットネット株指数が0.5を下回る超割安水準でした。現在では、やや割安度が失われています。

ヤスハラケミカルの下方リスク:

有利子負債自己資本比率は28.7%、流動比率は672.7%で特に大きな問題はありません。

ヤスハラケミカルのテクニカル指標:

5年週足チャートを見ると、30日移動平均線の上で推移しており、一定の上昇を見込めそうなチャート形状です。

https://jp.tradingview.com/

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(3.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(4.0)
テクニカル
(3.0)
総合評価
(4.0)

ネットネット株指数(P/NCAV)が0.55であり、割安なネットネット株です。また、棚卸資産が多いものの、BPSもNCAVも上昇傾向にあります。また、テクニカル的にも一定の上昇を見込めそうなチャート形状です。

こうした要素を考慮すると、ポートフォリオの一部に当銘柄を加えることを検討できるかもしれませんが、収益性の乏しさからすると主力には選びにくい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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