大森屋(2917)の銘柄紹介 ― ネットネット株となっている食品株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株リストの常連に大森屋(2917)という東証JASDAQ銘柄があります。

大森屋は加工海苔メーカーです。現在ランクインするネットネット株の中で唯一の食品株であり、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

この大森屋はネットネット株投資家として保有し得る銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5つの観点から、分析してみます。

大森屋の割安性:

流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が52%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債は6%程度に留まっています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は73.6億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.55になり、割安なネットネット株です。

大森屋の収益性:

売上高は2014年以降、拡大傾向です。

※単位:百万円

1997年以降で最終赤字を計上したのは、2015年のわずか1度のみです。

※単位:百万円

2000年以降の平均ROEは2.9と収益性は低めです。

大森屋の財務トレンド:

BPS(一株当たり純資産)は、美しい上昇トレンドです。

NCAV(正味流動資産)も上昇傾向です。

大森屋の下方リスク:

有利子負債自己資本比率は2.2%、流動比率は491.9%で大きな問題はありません。

大森屋のテクニカル指標:

5年週足チャートを見ると、30日移動平均線の上で推移していますが、大幅な上昇を見込めそうなチャート形状ではありません。

https://jp.tradingview.com/

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(3.0)
財務トレンド
(3.0)
下方リスク
(4.0)
テクニカル
(2.0)
総合評価
(3.0)

ネットネット株指数(P/NCAV)が0.55であり、割安なネットネット株です。また、財務的にも健全ですし、BPSもNCAVも上昇傾向にあります。

しかし、食品株らしく値幅は小さく、大きな上昇幅を期待しにくい銘柄です。

こうした要素を考慮すると、ポートフォリオの一部に当銘柄を加えることを検討できるかもしれませんが、主力には選びにくい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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