日和産業(2055)の銘柄紹介 ― 飼料メーカーのネットネット株は買いか?

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株銘柄に日和産業(2055)という東証2部銘柄があります。

日和産業は、西日本地盤の配合飼料メーカーです。マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

この日和産業(2055)は、一時期よりも値上がりしましたが、現時点でもネットネット株投資家として購入し得る銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5つの観点から、分析してみます。

日和産業の割安性:

流動資産の内訳を見ると、売上債権が44%、現金預金が43%を占めています。

負債の内訳は、有利子負債が40%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は108.5億円です。

※単位:百万円

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.66になり、ネットネット株状態が続いています。

※単位:百万円

この割安性の影響か、アクティビストファンドのUnearth International limitedが買い増しを続けていることには要注目です。

日和産業の収益性:

売上高は2009年がピークで、その後は低迷しています。

※単位:百万円

当期純利益については、1997年以降、赤字を計上していない点は評価できます。

1997年以降の平均ROEは2.1と、収益性の低い企業です。

日和産業の財務トレンド:

BPS(一株当たり純資産)は拡大傾向です。

一方、NCAV(正味流動資産)は上昇トレンドにありましたが、2018年以降は拡大していません

下のグラフは、2016年8月以降のネットネット株指数の推移を示しています。

ほぼ常に、ネットネット株圏に沈んで推移しており、現在の水準は当該銘柄にとっての割安水準とは言えそうにありません。

日和産業の下方リスク:

有利子負債自己資本比率は24.3%、流動比率は211.8%と安全圏です。

日和産業のテクニカル指標:

5年週足チャートを見ると、前回の高値水準が迫っており、上昇余地が乏しいように感じられます。チャート的にはこの水準からは買いを入れたい銘柄ではありません。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(3.0)
収益力
(3.0)
財務トレンド
(3.0)
下方リスク
(3.0)
テクニカル
(2.0)
総合評価
(2.0)

ネットネット株指数(P/NCAV)が0.66であり、今なおネットネット株です。また、財務的にも健全ですし、Unearth International limitedが買い増しを続けていることにも注目できます。さらに、買収防衛策を導入していない点もプラス材料です。

しかし、ネットネット株状態が長く続いている銘柄であり、テクニカル的にも買いを入れるタイミングではないように感じられます。

したがって、現時点で、積極的にポートフォリオの一部に加えたい銘柄ではありません。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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