日本伸銅(5753)の銘柄紹介 ― CKサンエツとの親子上場解消期待銘柄

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株ポートフォリオに日本伸銅(5753)という東証2部上場企業があります。

日本伸銅は、銅・黄銅の棒・線、鍛造加工品のメーカーですから、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

現時点で、日本伸銅はネットネット株投資家として引き続きホールドし得る銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5つの観点から、分析してみます。

日本伸銅の割安性:

流動資産の内訳を見ると、売上債権が35%を占めています。

一方、負債では、有利子負債が37%を占めています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は52.2億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.64になり、現時点でネットネット株に該当します。

日本伸銅の収益性:

まず、売上高は100億~250億円で推移しています。

当期純利益については、頻繁に最終赤字を計上していましたが、CKサンエツの傘下に入った2016年3月期以降は黒字を計上し続けています。

1997年以降の平均ROEは1.04と低水準ですが、2016年以降は12.42と高水準です。

日本伸銅の財務トレンド:

BPS(一株当たり純資産)は、CKサンエツの傘下に入った2016年以降、急速に積み上げられています。

一方、NCAV(正味流動資産)は、2014年以前では、流動資産よりも総負債のほうが多い状態でした。

しかし、2015年に流動資産の額が総負債を上回り、NCAVは上昇トレンドをたどっています。

したがって、BPS、NCAVともに、トレンドは良好です。

下図は2016年以降のネットネット株指数の推移を示したものです。

2019年夏頃からネットネット株化しました。ネットネット株化して日が浅い銘柄です。

日本伸銅の下方リスク:

有利子負債自己資本比率が20%を割り込んでおり、財務的には大きな問題がありません。

日本伸銅のテクニカル指標:

過去5年間の週足チャートでは、買いとも売りとも言えない局面が続いています。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(4.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(4.0)
テクニカル
(3.0)
総合評価
(4.0)

ネットネット株指数が0.64という割安な銘柄です。

2016年以降の平均ROEは12.42と高い収益性を確保しています。

NCAVは上昇トレンドにあり、現在のネットネット株指数は過去5年間で割安な水準と言えます。

有利子負債自己資本比率にも大きな問題はなく、下方リスクは乏しく感じられます。

なお、日本伸銅の全発行済株式の内49.9%をCKサンエツが保有しています。

日本伸銅の浮動株は19.7%に留まっており、買収されやすい株主構成です。買収防衛策は2018年以降、導入されていません。

さらに、CKサンエツの実績ROEは10.2%であるのに対し、日本伸銅のROEは13.2%です。つまり、子会社の日本伸銅の収益性が高いため、親会社のCKサンエツには、完全子会社化する大きなメリットがあります。

そのうえ、日本伸銅の配当利回りは0.71%と高くはないものの、配当を出し続けているため、完全子会社化には配当による外部への資金流出を防ぐというメリットも生じます。

したがって、CKサンエツによるTOB実施の可能性はかなり高いという思惑が働きやすく、実際に買収が行われないとしても、底堅い動きを見せることが予想されます。

そのうえ、最近の銅価格の上昇は業績に追い風になります。

したがって、こうした要素からすると、日本伸銅は引き続きホールドし、値下がり局面では買い増したい銘柄です

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください