フクビ化学工業(7871)の銘柄紹介 ― 万年割安株だがホールドする理由

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株リストにフクビ化学工業(7871)という東証2部上場企業があります。

フクビ化学工業は、主に化学樹脂建材を生産するメーカーですから、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

先週(2021年2月10日)、フクビ化学工業は第3四半期の決算を発表しました。

売上高は▼15.0%の減収、最終利益は▼18.7%の減益という決算内容でした。

現時点で、フクビ化学工業はネットネット株投資家として引き続きホールドできる銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5本のモノサシを使って、分析してみます。

フクビ化学工業の割安性:

流動資産の内訳を見ると、売上債権が41%を占めています。

負債の内訳は、有利子負債は6%に留まっています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は163.9億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.70になり、現時点ではネットネット株に該当していません。

フクビ化学工業の収益性:

まず、売上高は減少傾向にあります

※単位:百万円

当期純利益については、1997年以降、リーマンショック時の2009年のみ最終赤字を計上しましたが、他の年度は全て黒字を計上しています。

過去10年間の平均ROEは3.28で、収益性の低めの企業です。

フクビ化学工業の財務トレンド:

まず、BPS(一株当たり純資産)は、2010年以降、上昇トレンドをたどっています。

また、NCAV(正味流動資産)も2013年以降、上昇トレンドをたどっています。

※単位:百万円

BPS、NCAVともに、トレンドは良好です。

下図は2016年以降のネットネット株指数の推移です。常時、ネットネット株指数が1.0未満の万年割安株ですが、コロナショック後にネットネット株化しています。

経営陣も現在の水準は割安であると考えているようで、社長の八木誠一郎氏が保有株式を増やしていることにも注目です。

フクビ化学工業の下方リスク:

有利子負債自己資本比率は3%程度に抑制されており、健全な財務状態にあります。

フクビ化学工業のテクニカル指標:

30週移動平均線を上回って推移しており上昇トレンドにありますが、RSIは70を超えてきており、過熱感が出つつあります。

出典:https://jp.tradingview.com/

まとめ:

銘柄評価
割安性
(2.0)
収益力
(2.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(4.0)
テクニカル指標
(2.0)
総合評価
(3.0)

ネットネット株指数が0.70であり、現時点でネットネット株ではありません。

過去10年間の平均ROEは3.28で、収益性の低い企業であり、テクニカル指標的にもやや過熱感が出ています。

しかし、BPSやNCAVは上昇トレンドにあり、有利子負債自己資本比率にも大きな問題はありません。

なお、買収防衛策は廃止されている銘柄です。

いずれにしても、これらの要素からすると、下値の固さは期待できるため、当面、ホールドしたいと思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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