こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
ネットネット株候補の1つに東洋ドライルーブ (4976)というJASDAQ銘柄があります。
東洋ドライルーブは、固体被膜潤滑剤を用いた特殊潤滑被膜であるドライルーブ製品の研究開発・製造からコーティング加工までを一貫して行っている企業であり、個人的に投資を控える不動産・金融業銘柄ではありません。
東洋ドライルーブは、ネットネット株投資家として、購入できる銘柄なのでしょうか?
①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5本のモノサシを使って、分析してみます。
目次
流動資産の内訳を見ると、現預金が79%を占めており、非常に安定的です。

一方、負債では、有利子負債が43%を占めています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は38.9億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.80になり、現在のところ、ネットネット株に該当しません。

まず、売上高は微増傾向にあります。

当期純利益については、2007年以降、最終損失を計上しておらず、安定して利益を出し続けています。

過去10年間の平均ROEは5.34で、ネットネット株にしては収益性の高い銘柄です。

東洋ドライルーブの財務トレンドはどのようなものでしょうか?
まず、BPS(一株当たり純資産)は一貫して上昇を続けています。

NCAVは2011年以降、大きく上昇し続けています。

下図は2016年以降のネットネット株指数の推移を示したものです。
2020年夏にネットネット株化しかけましたが、現在はやや割高水準に戻して推移しています。

有利子負債自己資本比率は10.7%、流動比率は554.3%で、財務的には健全な銘柄です。
RSIは60前後で推移しており、テクニカル指標的には割高ではありません。

ネットネット株指数は0.80であり、現在のところネットネット株ではありません。
しかし、比較的収益性は高く、BPSやNCAVは順調に積み上がっています。
また、財務的にも健全であり、テクニカル指標的にも割高ではありません。
したがって、仮に、ネットネット株指数が0.66未満になる瞬間があれば、積極的に買い向かいたい銘柄です。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。
2021/02/10の決算で東洋ドライルーブの決算が気になりこちらのサイトの辿り着きました。参考になりましたので、コメント差し上げました。
ご覧くださり、どうもありがとうございます!一昨日は好決算だったようですね。今後が楽しみな銘柄です。