富士精工(6142)の銘柄紹介 ― 精密工具メーカーのネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株の1つに富士精工 (6142)という名証2部上場銘柄があります。

富士精工は、「C-max」ブランドの超硬工具などを製造販売するメーカーであり、個人的に投資を控える不動産・金融業銘柄ではありません。

1月13日、富士精工が、2021年2月期第3四半期の決算を発表しました。売上高が▼20.4%の減収、最終利益は0.6億円の赤字を計上しています。

この決算内容を踏まえて、富士精工は、ネットネット株投資家として、ホールドを継続できる銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5本のモノサシを使って、分析してみます。

富士精工の割安性:

流動資産の内訳を見ると、現預金が48%を占めており、非常に安定的です。

一方、負債では、有利子負債が17%を占めています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は101億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.56になり、割安なネットネット株に該当します。

※単位:百万円

富士精工の収益性:

まず、売上高は、伸び悩んでいます。

※単位:百万円

当期純利益については、2011年以降、黒字を維持してきましたが、2021年2月期は最終損失予想となっています。

※単位:百万円

過去10年間の平均ROEは6.70で、ネットネット株にしては収益性の高い銘柄です。

※単位:円

富士精工の財務トレンド:

富士精工の財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は、リーマンショック時に、大きく毀損しています。

※単位:円

NCAVは2011年以降、大きく上昇しています。

※単位:百万円

下図は2016年以降のネットネット株指数の推移を示したものです。

2018年秋以降、割安度を深め、2019年秋にネットネット株化しました。現在の水準はコロナショック時よりも割安です。

富士精工の下方リスク:

有利子負債自己資本比率は5.0%、流動比率は370.0%で、財務的には健全な銘柄です。

富士精工のテクニカル指標:

株価は2016年以降の最割安水準に位置しており、テクニカル指標的にも割高ではありません。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(4.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(4.0)
テクニカル指標
(4.0)
総合評価
(4.0)

ネットネット株指数は0.56であり、非常に割安なネットネット株です。

比較的収益性は高く、ネットネット株指数は直近5年で最も割安であることを示しています。

また、財務的にも健全であり、テクニカル指標的にも割高ではありません。

したがって、引き続きホールドしておきたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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