昭栄薬品(3537)の銘柄紹介 ― 花王株を大量保有するネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

棚卸資産を除外し投資有価証券を加味したネットネット株に、昭栄薬品(3537)という銘柄があります。

昭栄薬品は天然油脂を原材料とするオレオケミカル中心の化学品商社ですが、ネットネット株投資家から見てどのような銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5本のモノサシを使って、分析してみます。

昭栄薬品の割安性:

昭栄薬品は、通常のNCAV式ネットネット株(流動資産から総負債を差し引いた正味流動資産で計算)ではありません。

棚卸資産を除外し投資有価証券を加味したネットネット株です。

したがって、棚卸資産を除外し、投資有価証券を加味した正味流動資産で割安性を判断します。

この投資有価証券の中には、30期連続増配中の花王株式69.5万株が含まれています。

一方、昭栄薬品の負債内訳を見ると、有利子負債は10%に留まっています。

換金性の高い資産から総負債を除いた正味流動資産は64.6億円です。

※単位:百万円

時価総額を正味流動資産で割ったネットネット株指数は0.50になり、割安なネットネット株に該当します。

※単位:百万円

昭栄薬品の収益性:

上場以降の売上高は、緩やかではありますが下落トレンドをたどっているように見えます。

また、当期純利益を見ると、上場以降、最終損失を計上した年度はありません。

2015年以降の平均ROEは5.63で、まずまずの収益性です。

昭栄薬品の財務トレンド:

昭栄薬品の財務トレンドはどのようなものでしょうか?

2014年以降、BPS(一株当たり純資産)は上昇トレンドにあります。

※単位:円

上場以降、ほぼ常にネットネット株として推移していますが、現在の水準は、2016年秋に続く割安な水準で推移しています。

昭栄薬品の下方リスク:

有利子負債自己資本比率は8.77%、流動比率は150.6%で、大きな問題のない水準です。

昭栄薬品のテクニカル指標:

RSIが30を切っており、過熱感はまったくありません。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(5.0)
収益力
(4.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(3.0)
テクニカル指標
(4.0)
総合評価
(4.0)

棚卸資産を除外し、投資有価証券を加味したネットネット株指数が0.50となり、非常に割安です。

また、過去10年間の平均ROEは5.63で、収益性はまずまずですし、過去のネットネット株指数と比較しても非常に割安な水準です。

有利子負債は限定的であるため、下方リスクも乏しく感じられる上、テクニカル指標もやや売られすぎの状態を示しています。

個人的には、投資有価証券を加味したネットネット株は変数が増加してしまうことから投資対象としては好まないのですが、現状の昭栄薬品は「買い」チャンスと言えると思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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