SECカーボン (5304)の銘柄紹介 ― 黒鉛電極の世界トップシェアのネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株の1つに、SECカーボン (5304)という東証2部上場銘柄があります。

SECカーボンは、独立系炭素製品の大手メーカーです。アルミニウム製錬用の黒鉛電極においての世界シェアは5割と圧倒的なシェアを誇っています。個人的に投資を控える不動産・金融業銘柄ではありません。

現在のSECカーボンは、ネットネット株投資家として、購入可能な銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤テクニカル指標という5本のモノサシを使って、分析してみます。

SECカーボンの割安性:

流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が47%を占めています。

一方、負債では、有利子負債がありません。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は347.4億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.66になり、現時点でネットネット株に該当します。

SECカーボンの収益性:

まず、売上高の変動幅は大きく、2021年3月期は大幅な減収予想になっています。

※単位:百万円

当期純利益については、2016年と2017年に最終損失を計上しました。また、2021年は大幅な減益予想が出ています。

※単位:百万円

過去10年間の平均ROEは5.97とまずまずであり、収益性が比較的高い企業です。

SECカーボンの財務トレンド:

SECカーボンの財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は、2018年以降、急速に積み上げられています。

※:円

NCAVも上昇トレンドをたどっています。

※単位:百万円

下図は各期末時点(3/31)でのネットネット株指数の推移を示したものです。

2011年以降、ネットネット株指数は低下傾向にあり、2016年には一時ネットネット株価しました。しかし、その後、2018年にはネットネット株指数が2前後にまで回帰しましたが、現在は再びネットネット株化しています。

万年割安株ではなく、現在の株価はかつてない割安水準とも言えそうです。

SECカーボンの下方リスク:

有利子負債はなく、流動比率は562.7%で、財務的にも健全な銘柄です。

SECカーボンのテクニカル指標:

現在の株価はコロナショック時の安値水準に達しており、5,000円台の前半にある支持線が機能している形です。

RSI的にも割安な水準にあり、底堅い動きが期待できます。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(4.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(4.0)
テクニカル指標
(4.0)
総合評価
(4.0)

ネットネット株指数は0.66であり、現時点でネットネット株に該当します。

過去10年間の平均ROEは5.97と、収益性もまずまずです。

万年ネットネット株ではなく、現在の株価は、この銘柄にとっての割安な水準です。

有利子負債はありませんし、流動比率にも大きな問題はなく、下方リスクは乏しく感じられます。

また、テクニカル的にもまったく割高ではありません。

したがって、上記要素を考慮すると、十分な安全域を確保した銘柄であるため、ポートフォリオに含めたい銘柄の一つです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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