ニチダイ(6467)の銘柄分析 ― 急速に割安度を深めている金型メーカー

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

ネットネット株候補として監視している銘柄にニチダイ(6467)というJASDAQ銘柄があります。

ニチダイは、独立系金型メーカーですから、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

このニチダイ(6467)はネットネット株投資家として保有できる銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤カタリストという5本のモノサシを使って、分析してみます。

ニチダイの割安性:

流動資産の内訳を見ると、現預金割合が46%に達しています。

負債の内訳は、有利子負債が54%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は49.5億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.78になり、現在のところ、ネットネット株に該当していません。

ニチダイの収益性:

現在の株価は、400円台前半で推移しており、2018年3月の10分の1程度の水準に低迷しています。

出典:SBI証券

株価と比較して、収益性はどのような状態にあるでしょうか?

まず、売上高は増加傾向にあるものの、昨年度は大幅な減収であり、今期も104億円程度に落ち込む予想です。

当期純利益については、過去10年間に最終損失を計上した年度はありません。

しかし、2021年度は3億円の赤字を計上する予想です。

過去10年間の平均ROEは7.1と、ネットネット株界隈では高めの水準です。

シクリカルな銘柄であるため、収益性の変動幅は大きくなりますが、高めの収益性を期待できる銘柄です。

ニチダイの財務トレンド:

丸八ホールディングスの財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は、一貫して膨張しています。

また、NCAV(正味流動資産)も増加傾向です。

下図は各期末時点(3/31)でのネットネット株指数の推移を示したものです。

過去10年間のネットネット株指数の平均値は3.5であり、現時点でのネットネット株指数の0.78という値は、過去の水準から考えても非常に割安です。

ニチダイの下方リスク:

有利子負債自己資本比率は13.3%流動比率は301.5%で特に大きな問題はありません。

したがって、財務面での下方リスクは限定的に思えます。

ニチダイのカタリスト:

株価が大きく上昇するカタリストはあるのでしょうか。

ネットネット株指数が1を割り込んでいる期間は短く、業績回復の見通しが立てば、株価は急速に回復することを期待できます。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(2.0)
収益力
(4.0)
財務トレンド
(5.0)
下方リスク
(4.0)
カタリスト
(3.0)
総合評価
(2.0)

ネットネット株指数(P/NCAV)が0.78であり、現時点では特別に割安であるというわけではありません。

過去10年間の平均ROEは7.1と収益性は高めです。

NCAVは拡大しているのに対し、株価は低迷しているため、割安性は急速に増しています。

有利子負債自己資本比率や流動比率にも大きな問題はなく、下方リスクは乏しく感じられます。

また、ネットネット株指数が1未満の期間がまだ短いため、バリュートラップに陥っているとは言えず、業績回復の見通しが立てば急速に株価は回復する可能性があります。

こうした要素を考慮すると、ネットネット株指数が0.66を下回る水準(360円台)では買出動したい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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