イワブチ(5983)の銘柄分析 ― 5G・6G関連銘柄として買いか?

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

最近、ネットネット株リストに名前を連ねるようになった銘柄にイワブチ(5983)といJASDAQ上場企業があります。

イワブチは、電力架線用金具で首位を走り、交通信号用金具市場をほぼ独占する設備機器メーカーですから、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄には該当しません。

先週(2020/11/4)、このイワブチが中間決算を発表しました。

売上高は▼1.3%の減収、純利益は▼5.1%の減益という決算内容でした。

現時点で、イワブチという銘柄はネットネット株投資家として「買い」と言える銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤カタリストという5本のモノサシを使って、分析してみます。

イワブチの割安性:

流動資産の内訳を見ると、現預金の割合が59%に達しています。

負債の内訳は、有利子負債が12%に留まっています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は88.1億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.65になり、ネットネット株に該当する割安な銘柄です。

イワブチの収益性:

現在の株価は、5,000円台前半で推移しており、今年1月の高値の半値以下の水準で推移しています。

株価と比較して、収益性はどのような状態にあるでしょうか?

まず、売上高は、伸び悩んでおり横ばい状態にあります

当期純利益については、過去10年間で最終赤字を計上した年度はありません。

過去10年間の平均ROEは3.27であり、高いわけではありません。

過去10年間、最終黒字をキープしている点は評価できますが、収益性が特別に高いわけではありません。

イワブチの財務トレンド:

イワブチの財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は、2013年以降、上昇トレンドをたどっています。

また、NCAV(正味流動資産)も2013年以降、上昇トレンドをたどっています。

BPS、NCAVともに、トレンドは良好です。

イワブチの下方リスク:

有利子負債自己資本比率は3.2%で安心できる水準です。

また、流動比率も500.1%で、全く問題はありません。

したがって、財務面で大きな下方リスクを抱えているわけではありません。

イワブチのカタリスト:

株価が大きく上昇するカタリストはあるのでしょうか。

まず、取締役の保有株式は全体の1.75%に留まっています。

また、配当利回りは3.83%であり、特に高配当であるわけではありません。

株主構成を見ても、筆頭株主の住友商事は8.1%を保有するにすぎません。

しかし、イワブチは、5G関連の移動体基地直建設工事や光伝送路工事を受注しており、5G・6Gという次世代通信規格が進展すると共に、注目を集める可能性があります。

また、台風や地震などで受注が増える傾向にあるため、災害時の急落ヘッジとなる可能性もあります。

こうした特性は、株価を上昇させるカタリストとなる可能性があることを示します。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(3.0)
財務トレンド
(4.0)
下方リスク
(4.0)
カタリスト
(3.0)
総合評価
(3.0)

ネットネット株指数が0.65という割安な銘柄です。

過去10年間の平均ROEは3.3ですが、ある程度の収益性を確保しています。

NCAVは上昇トレンドにあり、割安性は増しています。

有利子負債自己資本比率や流動比率にも大きな問題はなく、下方リスクは乏しく感じられます。

また、5G関連銘柄であることは、株価を上げるカタリストとなり得ます。

こうした5つの観点を総合的に考慮に入れると、イワブチは購入しておきたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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