カネソウ (5979)の銘柄分析 ― MBO期待銘柄

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

保有するネットネット株にカネソウ(5979)という名証2部企業があります。

カネソウは、免震EXジョイント、意匠性高いスリット溝ぶた主力とした建築金具の総合メーカーですから、マイルールで投資を避けている不動産・金融業銘柄ではありません。

先週末(2020/11/6)、このカネソウが中間決算を発表しました。

売上高は▼10.5%の減収、純利益は▼14.1%の減益という決算内容でした。

現時点で、カネソウはネットネット株投資家としてホールドできる銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤カタリストという5本のモノサシを使って、分析してみます。

カネソウの割安性:

流動資産の内訳を見ると、現預金が70%にも達しています。

また、負債の内訳を見ると、有利子負債がありません。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は100.4億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.61になり、ネットネット株に該当する割安な銘柄です。

カネソウの収益性:

現在の株価は、4,000円台前半で推移しており、過去10年間の中央値周辺に位置しています。

株価と比較して、収益性はどのような状態にあるでしょうか?

まず、売上高は、過去10年間、伸び悩んでおり横ばい状態にあります。

当期純利益については、過去10年間、黒字をキープしています。

過去10年間の平均ROEは1.51で収益性は芳しくありません。

黒字をキープしている点は評価できますが、収益性は今ひとつです。

カネソウの財務トレンド

カネソウの財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は伸び悩んでおり、2015年の水準に戻していません

また、NCAV(正味流動資産)は2014年以後横ばい状態です。

BPSやNCAVは伸び悩んでおり、バリュートラップに陥る可能性がありそうです

カネソウの下方リスク:

有利子負債はありませんし、流動比率は1553.98%で、全く問題がありません。

したがって、財務面で大きな下方リスクを抱えているわけではありません。

カネソウのカタリスト:

株価が大きく上昇するカタリストはあるのでしょうか。

取締役の保有株式は全体の29.3%にも達しており、MBOを行いやすい状態にあります。

利益の薄さと上場維持コストを考慮すると、いつMBOによる上場廃止が行われたとしても不思議ではありません

したがって、この取締役の保有株式割合は、大きなカタリスト候補です。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(3.0)
財務トレンド
(3.0)
下方リスク
(5.0)
カタリスト
(5.0)
総合評価
(4.0)

ネットネット株指数が0.61という割安な銘柄です。

過去10年間の平均ROEは1.5で、芳しくありません。

NCAVは横ばいであり、バリュートラップに陥っている可能性があります。

有利子負債自己資本比率や流動比率はまったく問題なく、下方リスクは無いように感じられます。

また、取締役の株式保有割合は高水準でありMBOが大きなカタリスト候補です。

こうした5つの観点を総合的に考慮に入れると、カネソウは引き続きポートフォリオに組み入れておきたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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