テクノアソシエ (8249)の銘柄分析 ― 住友電気工業(5802)との親子上場解消期待銘柄

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

ネットネット株リストに名前を連ねる銘柄にテクノアソシエ(8249)という東証2部企業があります。

テクノアソシエは、ネジ販売で首位を走る金属・化成品部材商社ですから、投資を避けている不動産・金融業銘柄ではありません。

先週末(2020/10/30)、このテクノアソシエが中間決算を発表しました。

売上高は▼18.2.%の減収、純利益は▼73.8%の減益という決算内容でした。

現時点で、テクノアソシエという銘柄はネットネット株投資家として「買い」と言える銘柄なのでしょうか?

①割安性・②収益性・③財務トレンド・④下方リスク・⑤カタリストという5本のモノサシを使って、分析してみます。

テクノアソシエの割安性:

流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が18%に留まっている点は評価できます。

負債の内訳は、リース債務を含む有利子負債が9%に留まっています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は、330億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.59になり、割安なネットネット株です。

棚卸資産が少なく、有利子負債も少ない上に、ネットネット株指数は0.59となり、割安な銘柄といえます。

テクノアソシエの収益性:

現在の株価は、900円台後半で推移しており、過去10年間の高値-安値の中間周辺に位置しています。

株価と比較して、収益性はどのような状態にあるでしょうか?

まず、売上高は、過去10年間、伸び悩んでいます。

当期純利益も過去10年間、黒字を維持しているものの、大きく伸ばしているわけではありません。

過去10年間の平均ROEは4.44と、ネットネット株としては高めではあります。

したがって、収益性の点では、特筆すべき大きな問題は見られません。

テクノアソシエの財務トレンド

テクノアソシエの財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は、ご覧のとおり、右肩上がりです。

また、NCAV(正味流動資産)も上昇トレンドをたどっています。

したがって、財務内容は厚みを増しているため、株価が変わらなくても、割安性がさらに増してゆく傾向にあります。

テクノアソシエの下方リスク:

有利子負債自己資本比率は0.99%で安心できる水準です。

また、流動比率も318.95%で、特に問題はありません

したがって、財務面で大きな下方リスクを抱えているわけではありません。

テクノアソシエのカタリスト:

株価が大きく上昇するカタリストはあるのでしょうか。

まず、取締役の保有株式は全体の0.24%に留まっている点は残念です。

また、配当利回りが2.6%であるため、配当がカタリストとなることもなさそうです。

しかし、テクノアソシエの筆頭株主が住友電気工業(5802)で、47.3%の株式を保有しています。

昨今の親子上場に対する風当たりの強さを考えると、親子上場解消のためのTOBが行われても不思議ではない状態です。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(4.0)
収益力
(3.0)
財務トレンド
(5.0)
下方リスク
(4.0)
カタリスト
(4.0)
総合評価
(4.0)

ネットネット株指数が0.59という非常に割安な銘柄です。

過去10年間の平均ROEは4.44で、ある程度の収益性を確保しています。

BPSもNCAVも上昇トレンドにあり、割安性は増す傾向にあります。

有利子負債自己資本比率や流動比率にも大きな問題はなく、下方リスクは乏しく感じられます。

住友電気工業(5802)との親子上場解消がカタリストとなる可能性があります。

時価総額は200億円ですが、こうした5つの観点を考慮に入れると、テクノアソシエは安心してホールドできる銘柄かと思います。

大きく値下がりする局面があれば、買いを入れたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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