丸藤シートパイル (8046)の銘柄分析 ― 震災ヘッジとなるネットネット株

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

非常に大きな安全域を確保している銘柄の1つに丸藤シートパイル(8046)という東証2部銘柄があります。

丸藤シートパイルは、建設仮設材の販売、賃貸を手掛けている企業で、不動産・金融業銘柄ではありません。

先週末(2020/10/30)、この丸藤シートパイルが中間決算を発表しました。

売上高は▼5.1%の減収、純利益は▼71.0%の減益という決算内容でした。

現時点で、丸藤シートパイルはネットネット株投資家として「買い」と言える銘柄か、まとめました。

丸藤シートパイルの割安性:

流動資産の内訳を見ると、現預金が8%、棚卸資産が54%と極端な偏りが見られます。

負債の内訳は、有利子負債が30%とやや多めです。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は、171.3億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.45になり、非常に割安なネットネット株です。

流動資産の内容が棚卸資産に偏っており、有利子負債が多めである点は気がかりですが、ネットネット株指数が0.45という非常に割安な銘柄です。

丸藤シートパイルの収益性:

現在の株価は、1,900円台前半で、過去10年の底値周辺に位置しています。

出典:SBI証券

株価同様に、収益性も低迷しているのでしょうか?

まず、売上高は、過去10年間、安定して伸びています。

当期純利益も過去10年間、安定して伸びています。

過去10年間の平均ROEは2.67と決して高くはありませんが、安定して稼ぐ力を発揮できています。

したがって、収益性の点でも、大きな問題は見られません。

丸藤シートパイルの財務トレンド

株価が低迷していますが、丸藤シートパイルの財務トレンドはどのようなものでしょうか?

まず、BPS(一株当たり純資産)は、ご覧のとおり、右肩上がりです。

また、NCAV(正味流動資産)も上昇トレンドをたどっています。

したがって、低迷する株価とは対照的に、財務内容は厚みを増しているため、株価が変わらなくても、割安性がさらに増してゆく傾向にあります。

丸藤シートパイルの下方リスク:

総負債に占める有利子負債がやや多いとはいえ、有利子負債自己資本比率は16.11%で許容範囲内です。

また、流動比率も205.58%で、特に問題はありません

したがって、財務面で大きなリスクを抱えているわけではありません。

丸藤シートパイルのカタリスト:

株価が大きく上昇するカタリストはあるのでしょうか。

まず、取締役の保有株式は全体の0.23%に留まっている点は残念です。

しかし、配当利回りが4.19%もあるため、高配当株として注目を集める可能性があります。

また、この銘柄は、建設仮設材の販売賃貸を行っているため、大規模災害時に、株価が上昇する可能性があります。

たとえば、2011年の東日本大震災では、震災前の150円(株式併合前の株価)程度の株価から、震災をはさんで230円まで急騰しています。

したがって、高配当であることや、災害ヘッジになることがカタリストとしての役割を果たす可能性があります。

まとめ:

銘柄評価
割安性
(5.0)
収益力
(4.0)
財務トレンド
(5.0)
下方リスク
(4.0)
カタリスト
(4.0)
総合評価
(4.5)

ネットネット株指数は0.45という非常に割安な銘柄です。

過去10年間の平均ROEは2.67で、決して高くありませんが、増収・増益傾向にある収益力は高く評価できます。

BPSもNCAVも上昇トレンドにあり、割安性は増す傾向にあります。

有利子負債自己資本比率や流動比率にも大きな問題はなく、下方リスクは乏しく感じられます。

配当利回りが4%の高配当銘柄であり、災害ヘッジとしての役割も期待できるカタリストを持っています。

こうした5つの観点を考慮に入れると、丸藤シートパイルは安心してホールドできる銘柄です。

時価総額は80億円の小型株ですから、上昇を開始したらあっという間に倍化することでしょう。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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