昭栄薬品(3537)の銘柄分析 ― 花王株を大量保有するネットネット株

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

棚卸資産を除外し投資有価証券を加味したネットネット株に、昭栄薬品(3537)という銘柄があります。

昭栄薬品はオレオケミカル(天然油脂由来の油脂化学品)の専門商社ですが、ネットネット株投資家から見てどのような銘柄なのでしょうか?

この記事では、昭栄薬品が、どの程度割安と言えるか、確認していきます。

業種は?

オレオケミカル(天然油脂由来の油脂化学品)の専門商社であるため、「不動産業・金融業銘柄でない」という購入基準に抵触しません。

時価総額は?

2020年1月に特別な材料もなく、1,400円台に急騰しましたが、現在は900円を割り込む水準で推移しています。

出典:SBI証券

発行済株式数は357.9万株ですから、時価総額は32.1億円の超小型株です。

業績は?

2016年の上場以来、赤字に転落した年度はありません

配当は?

上場以来の配当実績も安定しており、予想配当利回りは2.0%です。

ネットネット株指数は?

換金性の高い資産の内訳は、花王株を中心とする有価証券が52%を占めています。

ちなみに、花王株の10年チャートはこちら。

どうも7,000円台に支持線が走っており、この価格帯を割り込むと下落トレンドに入りそうなチャートに見えます。

一方、負債に目を移すと、有利子負債の割合が10%に留まっています。

換金性の高い資産から総負債などを差し引いた正味流動資産は、132.6億円となります。

時価総額を正味流動資産で割ったネットネット株指数は0.48となります。

現在の株価水準からすると、割安なネットネット株に該当します。

ちなみに、NCAV式のネットネット株指数は12.1になり、保有する根拠見いだせません。

正味流動資産の変化率は?

直近12ヶ月の比較では、正味流動資産は2.5%拡大しています。

負債は?

流動比率は150.62%で、「流動比率が150%以上」という購入基準をなんとかクリアしています。

一方、有利子負債自己資本比率は8.8%で、「有利子負債自己資本比率が20%未満」という基準に抵触していません。

役員は?

役員の所有株式数は92.7万株で、発行済株式数の25.9%に達します。

役員は保有株式数をさらに増やす意向を示しているため、現在の株価水準を低すぎると考えているものと思われます。

まとめ:

銘柄評価
業種
(3.0)
時価総額
(5.0)
業績
(3.0)
配当
(3.0)
ネットネット株指数
(5.0)
NCAV変化率
(4.0)
負債
(2.0)
役員の株式保有
(5.0)
総合評価
(4.0)

投資有価証券を加味したネットネット株指数が0.48と、非常に割安なネットネット株です。上場以来黒字を維持しており、役員は非常に多くの株式を保有している点も高評価です。

ただ一点、個人的な気がかりなのは、換金性の高い資産の多くを占める花王株の下落によって、簡単に割安性が失われてしまうことです。

この点を除けば、ポートフォリオに加えたい割安銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

投資有価証券を加味したネットネット株をお探しであれば、こちらの記事もご覧ください。

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