こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
現在監視している銘柄に、KG情報(2408)というJASDAQ上場企業があります。
このKG情報は、中国・四国地方を中心に、仕事・住まい・結婚・レジャー等の各種情報を加工し発信している企業です。
ネットネット株投資家として、このKG情報は、果たして「買い」と言える銘柄か、まとめました。
目次
主に情報誌を扱う企業であるため、「不動産業・金融業銘柄でない」という購入基準には抵触しません。
2017年には800円を超えて推移していましたが、現在は200円台後半で推移しています。

発行済株式数は739.8万株ですから、時価総額は23.3億円です。
2018年と2019年に最終損失を計上しています。

2019年から記念配当が剥落していますが、現在の配当利回りは3.41%です。

流動資産の内訳を見ると、現金が94%を占めています。

また、負債の内訳を見ると、有利子負債がありません。

流動資産から総負債を差し引いたNCAV(正味流動資産)は35.2億円になります。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数は0.62で、ネットネット株に該当します。

過去10年間のNCAVの推移を振り返ると、2017年までは上昇トレンドをたどりましたが、直近の2年は目減りしています。

コロナが直撃した2020年9月時点での過去12ヶ月間の変化率は▼11.1%になります。
流動比率は880.8%で「流動比率が150%以上」という購入基準を余裕でクリアしています。
また、有利子負債はありませんので、「有利子負債自己資本比率が20%未満」という基準に抵触していません。
役員の保有株式数は53.1万株で、発行済株式の7.2%に達しています。

業績が悪化し正味流動資産(NCAV)が目減りしていることは懸念材料ですが、現金が流動資産の9割を超えていることや有利子負債がないことは魅力的です。
ただ、個人的には、ネットネット株指数が0.6台で、特別に保有しておきたい銘柄でもありません。
ポートフォリオの1つに組み入れるなら、0.5を割り込んだ水準でしょうか。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。