利記 (HK:00637)の銘柄分析 ― ネットネット株指数(P/NCAV)は驚異の0.25。

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

香港市場に上場するネットネット株に利記(HK:00637)という銘柄があります。

利記は、亜鉛、ニッケル、アルミニウム等の非鉄金属の取引を行う企業です。

ネットネット株投資家として、この利記は、果たして「買い」と言える銘柄なのか、まとめました。

業種は?

亜鉛などの資源を扱う企業であるため、「不動産業・金融業銘柄でない」という購入基準には抵触しません。

時価総額は?

2018年から下げ続け、現在は0.23HKD前後で推移しています。

発行済株式数は8億28百万株ですから、時価総額は1.9億HKD、日本円で26.0億円の超小型株です。

業績は?

過去10年間に6回の最終損失を計上しています。

配当は?

配当支払実績は不安定であり、現在は無配です。

ネットネット株指数は?

流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が48%を占めています。

また、負債では、有利子負債が63%も占めています。

流動資産から総負債を差し引いたNCAV(正味流動資産)は7.54億HKDになります。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数は0.25です。

棚卸資産と有利子負債が多いとはいえ、驚異的数値のネットネット株です。

正味流動資産(NCAV)の変化率は?

過去5年間のNCAVの推移を振り返ると、直近2年間は大幅に減少しており、過去12ヶ月間の変化率は▼14.4%に達しています。

負債は?

流動比率は543.6%で「流動比率が150%以上」という購入基準を余裕でクリアしています。

また、有利子負債自己資本比率は14.1%であり、「有利子負債自己資本比率が20%未満」という基準もクリアしています。

役員の保有株式数は?

役員の保有株式数は600万株で、発行済株式の72.4%に達しています。

まとめ:

銘柄評価
業種
(3.0)
時価総額
(5.0)
業績
(1.0)
配当
(2.0)
ネットネット株指数
(5.0)
NCAV変化率
(2.0)
負債
(3.0)
役員の株式保有
(5.0)
総合評価
(4.0)

業績が亜鉛価格に左右されやすく不安定であることや、有利子負債が多いこと、流動資産に占める棚卸資産が多いことなどは気になります。

しかし、ネットネット株指数が0.25という驚異的な低さであり、役員などの株式保有割合が7割を超えている点は魅力です。

あまり好みの銘柄ではありませんが、ポートフォリオ内の業種分散を図るために組み入れるという判断はあり得ると思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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