こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
注目しているネットネット株の1つにトーアミ(5973)があります。
トーアミは、溶接金網の製造販売を行う東証2部企業ですが、ネットネット株投資家として「買い」と言えるのでしょうか?
この記事では、トーアミがどの程度割安と言えるか、確認していきます。
目次

コロナショックで320円台まで急落した後、ややリバウンドして450円台で推移しています。
発行済み株式数は1440万株です。
したがって、時価総額は73.6億円となり、小型株です。
流動資産の内訳は、現金が27%を占めています。

一方、負債では、有利子負債が32%に達しています。

優先株式はなく、バランスシートに計上されていない債務もないようです。
流動資産から総負債などを差し引いた正味流動資産は、47.3億円となります。

時価総額を正味流動資産で割ったネットネット株指数は0.59となります。

したがって、現在の株価水準からすると、0.5未満という購入条件には合致しませんが、ネットネット株には該当します。
過去10年間のNCAVの推移を振り返ると、上昇傾向にあります。

直近12ヶ月の比較でも、正味流動資産は拡大しています。

建設関連部品メーカーであるため、「不動産業・金融業銘柄でない」という購入基準には抵触していません。
流動比率は245%で、「流動比率が150%以上」という購入基準をクリアしています。
一方、有利子負債自己資本比率は11%で、「有利子負債自己資本比率が20%未満」という基準を満たしています。
役員の所有株式数は発行済株式の6.2%に達し、やや増加しています。


ネットネット株指数は0.59でマイルールに触れてしまいますが、NCAVは拡大傾向にあり、役員も多くの株式を保有しています。
今後も注目し、市場の暴落局面では保有したい銘柄の一つです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。