こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
最近、ネットネット株ランキングNo.1に君臨し続けているのが、桂川電機(6416)です。
割安度は抜群ですが、ネットネット株投資家として、「買い」と言えるのでしょうか?
この記事では、桂川電機が、ネットネット株の購入条件に合致するか、確認していきます。
目次

現在の株価は570円(8月21日終値)です。
発行済み株式数は1,552,500株です。
したがって、時価総額は8.8億円と超小型株であり、非常に理想的です。
流動資産の内訳は、商品系の資産が46%を占めています。

一方、負債の内訳を見ると、全体の63%を支払手形・買掛金・未払金、14%を有利子負債が占めています。

優先株式はなく、バランスシートに計上されていないリース債務が2.3億円程度あるようです。
流動資産から総負債を差し引いたNCAV(正味流動資産)は、25.3億円となります。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数は0.35となります。

現在の株価水準は、「時価総額がNCAVの50%以下」という購入基準に該当することになります。
2010年以降のNCAVの長期推移を見ると、見事な右肩下がりです。

直近12ヶ月の比較でも、NCAVは27.5%縮小しています。

したがって、「NCAVが前年比で25%以上縮小していない」という購入基準に抵触しています。
デジタル多機能プリンタメーカーであるため、「不動産業・金融業銘柄でない」という購入基準には抵触していません。
流動比率は270.34%で、「流動比率が150%以上」という購入基準をクリアしています。
また、有利子負債自己資本比率は6.9%で、「有利子負債自己資本比率が20%未満」という基準をクリアしています。
役員の所有株式数は151,099株であり、発行済株式数の9.74%です。
この3年間、役員の保有株式の変動はありません。


ネットネット株指数0.35のネットネット株です。
NCAV変化率が27.5%も縮小しており、購入基準を満たしていません。
時価総額が10億円に満たず、ネットネット株指数が著しく低いですが、NCAVはハイスピードで損なわれているため、購入したい銘柄ではありませんでした。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。