「四季報」の業績記事・材料記事を確認してみました(保有銘柄のみ)-第1部

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

6/26、「四季報・夏号」が発売されました。

バリュー投資家の多くの皆さんが精読しておられることと思います。

しかし、私は、どうも四季報を読み込むのが苦手で、今回は購入を見合わせています。

というのも、今はネットネット株しか保有しない投資方針ですし、ネットネット株は全頭把握しているので、改めて「四季報」で確認する必要性が乏しいからです。

とはいえ、保有銘柄ぐらいはチェックして、ネットネット株を取り巻く環境を確認しておく必要はあると思い、まとめてみました。

大本組(1793)

【土木改善】店舗中心に発注遅れ気味で前期高水準だった受注は反動減へ。ただ、期初受注残925億円(前期比16%増)と多く完工拡大。土木の粗利も改善。4~5月の一部工事中止や建設資材の調達難こなす。
【競争激化】店舗受注が厳しい一方、物流施設が需要増だが、競争激しく粗利低下か。土木は災害対策の発注が拡大傾向。コロナ対策で学校・福祉施設の換気拡充工事も。

意外と好調そうです。

日和産業(2055)

【増益続く】柱の飼料は顧客の生産調整一巡で養鶏用が伸長し、販売数量3%増前提。原料安に伴う値下げで売上横ばいでも、粗利益率は改善。畜産は新型コロナ対応の巣ごもり需要で豚肉相場上昇の追い風が吹く。販管費の抑制も効き、営業増益続く。
【差別化】でんぷん質のアルファ化で消化そのものを促進する飼料を神戸工場で20年度から増産。原料調達先の多様化に注力。

こちらも好調です。

もし鳥インフルに起因するパンデミックだったら、さぞかし厳しかったでしょう。

岩塚製菓(2221)

【営業増益】新型コロナ影響で、観光みやげ用などが数量減。ただ巣ごもり需要増加に伴う『田舎のおかき』など主力商品の販売増が上回る。前期から継続のコスト削減も寄与して営業益倍増。営業外の旺旺集団からの受取配当金は若干減る。連続増配。
【追い風】売上の8割をスーパーなど小売店で販売、コロナ禍で主力品引き合い強い。銀座路面店は2カ月休業、6月初頭に再開。

こちらも好調です。

在宅勤務・休校とくれば、みんなお菓子食べますよね。

プラマテルズ(2714)

【苦 戦】ゲーム機器などホビー向けスチレン系樹脂は堅調。医療器具向けオレフィン樹脂は新規案件が貢献。が、主力の精密機器・家電向けエンジニアリング系樹脂が苦戦。運賃や人件費抑制しても営業減益。
【採 用】新卒採用は行わず人材は中途採用で確保。自動車の軽量化進行に合わせて採用部位拡大を図る。再生ポリ塩化ビニル拡販やアパレル用再生PETの輸出推進。

精密機器・家電は、予想どおり、厳しいです。

シンデンハイテク(3131)

【利益反発】半導体や液晶は車載用が大幅減だが、好採算CPUが底打ちし、スマホ向け有機ELも上乗せ。生産委託先で製造した製品を販売する高粗利EMS事業やバッテリーは堅調。好採算品比率増が効く。前期の在庫処理1・3億円もなく営業益反発。
【5 G】スマホ向け有機ELに続き通信基地局用バッテリーやデータセンター用CPU開拓。採算低いメモリや液晶販売抑制。

半導体専門商社で厳しい業績を予想していましたが、意外にも好調です。

丸八ホールディングス(3504)

【直 撃】寝具は柱の訪販で販売員不足が痛打、新型コロナでの営業自粛に加え海外工場の生産一時停止が追い打ち。量販店向け卸は前年並みも、宿泊業向けレンタルが五輪延期で取引減響く。不動産賃貸は修繕費低減だがコロナ禍で大幅減収。減益続く。
【定額制】月額制の寝具レンタルサービス開始、枕・シーツも交換で個人顧客拡充。課題の訪販人員は中途採用を通年募集。

コロナにより、ホテルも厳しいだろうし、訪問販売営業も難しいですから、そりゃ厳しいですよね。

中央紙器(3952)

【後退続く】段ボールは住宅設備関連顧客2社向け堅調。だが売上構成比7割占める自動車関連顧客向けは、新型コロナの影響受け上期に大きく落ち込む。原紙高騰分の価格転嫁も進捗鈍い。営業益の後退続く。
【制度改定】人事制度見直しに着手。等級、賃金、評価方法をより公平なものに刷新。コロナ対策は座席間に自社製の段ボール衝立を設置。地元市町村向けにも有償供給。

自動車業界が厳しいですからね。割安な今、トヨタ自動車にお買い上げいただきたいです。

カネソウ(5979)

【反 落】新型コロナによる建築工事遅延は軽微。首都圏都市再開発でスリット溝ぶた等軸に外構・街路製品底堅い。だが、前下期稼いだ好採算の免震製品が、今下期に向けて徐々に一服感濃厚に。営業益反落。
【照 準】運送会社の物流センター再編活発。免震EXジョイント、ハッチ、車止めパイプ等売り込む。21年は五輪で首都圏工事停滞を予測。地方向け営業に比重シフト。

これだけ震災リスクが囁かれていて、免震製品が一服感とは意外です。

富士精工(6142)

【下 降】主力の超硬工具・治具は自動車向け上期減速。米とメキシコ工場が一時停止。下期は国内でトヨタグループ向けが生産工程見直す設備投資で底堅く、CASE需要も取り込む。中国も回復基調だが、通期で営業減益は不可避。50円配維持も微妙。
【開発中断】12月の工作機械展示会中止で新商品開発中断。総務、営業で在宅勤務や時差出勤。会議室を執務室に替え3密防ぐ。

自動車関連は非常に厳しいです。

中北製作所(6496)

【続 落】21年5月期は電力など陸上インフラ向けは営業体制強化でも横ばい程度。主力の舶用は新造の低調響き受注量減少続く。環境規制対応の改修需要あるが新型コロナ影響で海外向け伸び悩む。一部の資材調達には懸念。償却費高水準。営業益続落。
【効率化】業務効率化へAI化やRPA導入を推進。生産性向上のための省力化投資も継続方針だが、設備の調達には遅れも。

ん~、こちらも厳しいです。

今村証券(7175)

【反 落】投資家心理改善し株委託堅調。が、新型コロナで顧客宅の訪問自粛続く。契約時に署名が必要な他社株転換条項付きや日経平均株価連動の円建て社債など得意商品の販売に陰り。下期にかけ徐々に持ち直すが期初の落ち込みきつく、営業減益。
【効率化】営業支援の新ツール4月導入。店舗や営業員ごとの販売成果分析や、顧客の商品購入時期など可視化し業務効率化。

契約時の署名が厳しくて業績悪化とは・・・。

伯東(7433)

【続 落】上期は半導体など電子部品が新型コロナ禍で中国向け低迷、国内も自動車向けが停滞。ともに下期には底打ちを想定。機器はスマホ関連のプリント基板露光装置が中国向けで低調、下期に持ち直す。通期減収が不可避で営業益は大幅続落。
【開 拓】シンガポール、タイ子会社活用し中国以外のアジア市場開拓注力。成長期の通信機器関連5G電子部品は育成継続。

一応、5G関連ですが、厳しいですね。

丸文(7537)

【営業減益】デバイスはTI製品が上期終了、産機、自動車向けアナログIC減る。通信機器向け半導体軟調。システムは5G通信基盤向け測定器やシミュレータ増でも産機組み込み用コンピュータ、電子部品検査装置が苦戦。営業減益。有証評価特損ない。
【ロボット】夜間見回りなどスタッフの負担軽減の介護支援ロボット提供。IoTアプリ開発環境で顧客の市場参入を支援。

材料は出ていますが、半導体関連で、業績は厳しいです。

まとめ:

食品や建設業の中には、コロナの負の影響を感じさせない銘柄がありましたが、製造業を中心にボロボロでした。

この様子を見ると、現在の株価水準は全体的に高すぎるような・・・。

第2部に続きます。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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