こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
ネットネット株の一つにフクビ化学工業(7871)という銘柄があります。
この記事では、フクビ化学工業(7871)はどんな銘柄なのか、ネットネット株投資家として「買い」と言えるのか、まとめてみました。
目次
フクビ化学工業は、
福井県福井市に本社を置く化学工業メーカー。主に化学樹脂建材を生産し、プラスチック異形押出成形を得意としている。
Wikipedia「フクビ化学工業」
という、東証2部上場企業です。
建築資材を扱う企業のため、景気変動の影響を大きく受けるシクリカル銘柄です。

長瀬産業、三井化学、蝶理といった企業が大株主に名前を連ねています。
買収防衛策は2019年に廃止されました。
以下は上場来の月足チャートです。
2018年2月の894円から大きく値下がりして、現在は400円台で推移しています。

PERは9.04倍、PBRは0.28倍、ミックス係数は2.53となり割安です。
2016年以降、5年連続の増収を計上しています。

2020年3月期は大幅減益になりましたが、過去10年間に赤字を計上した年度がない点は高評価です。

安定した配当実績を誇っています。
配当利回りは4.15%となっています。

流動資産の内訳を見ると、受取手形・売掛金が41%を占める一方、現金預金も32%と厚く保有されています。

流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は157億円に達します。

時価総額87億円を正味流動資産157億円で割ったネットネット株指数は「0.55」となります。


過去10年間、最終赤字がなく、ミックス係数が2.53、配当利回り4.1%、ネットネット株指数0.55とかなり魅力的な割安銘柄です。
安全域の高い銘柄として、引き続きポートフォリオに組み入れておきたい銘柄の一つです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。