【最新版】昭栄薬品(3537)の銘柄分析 ― かぶ1000式の優良ネットネット株

※この記事は、2020年5月11日付の昭栄薬品(3537)の本決算発表を受けて、過去の記事を統合・リライトしたものです。

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

ネットネット株(かぶ1000式)としての人気が根強い昭栄薬品(3537)が2020年5月11日に本決算を発表しました。

最新の数値に基づき、昭栄薬品(3537)の銘柄分析を行ってみました。

昭栄薬品に関心をお持ちの方にお読みいただけると嬉しいです。

昭栄薬品とは?

社名に「薬品」という語が含まれますが、医薬品メーカーではなく、「オレオケミカル」という天然油脂由来の油脂化学品を扱う化学品専門商社です。

化学品事業におけるオレオケミカル及びオレオケミカルを原材料とする界面活性剤の知識を活用して、

  1. 化学品事業
  2. 家庭用洗剤等を取り扱う日用品事業
  3. 地盤改良やコンクリートの補修補強材料等を取り扱う土木建築資材事業

の3事業を展開しています。

化学品商社であることから、景気動向に左右されやすいシクリカル銘柄と言えそうです。

株主構成は?

光通信(青いラインで表示)が19万株、5万4000株を保有しています。

光通信は、通信や化学関連銘柄に投資しており、投資先は「光モノ」などと呼ばれて、値上がりが期待されています。

さらに注目は、4人の取締役(緑のラインで表示)が大株主に名前を連ねていることです。

この4人の取締役が売却したら怖ろしいですが、2019年11月には役員持株会を設立しているため、当面の売り圧力は無さそうです。

インサイダーには追随買い」という鉄則からも、これはプラス材料です。

株価は?

1,400円台に達する2本の上髭が嫌な雰囲気を漂わせるチャートになっています。

また、1,000円台に出来高が集中しており、1,100円の突破には時間がかかりそうな予感です。

PERは15.04倍、PBRは0.46倍、ミックス係数は6.91です。

業績は?

2019年度の売上高は昨年比-11.8%の大幅減収となりました。

上場後最低の売上高です。

一方、最終利益は-6.2%の減益に留まりました。

上場後に最終赤字を計上していない点は評価できます。

ROEは3%台に留まっています。

配当は?

予想配当利回りは1.81%と控え目な水準です。

ネットネット株(かぶ1000式)指数は?

昭栄薬品は、商品を除外し投資有価証券を含めて計算する、いわゆる「かぶ1000式」のネットネット株として知られています。

換金性の高い資産の内訳は、投資有価証券が52%を占めています。

換金性の高い資産から負債を差し引いた正味流動資産は67億5700万円です。

時価総額35億円を正味流動資産67億円で割ったネットネット株指数は0.52となり、非常に割安なネットネット株です。

実は、この投資有価証券の中には、694,910株の花王株が含まれています。花王といえば、30期連続増配中の超優良株です。

2020年5月12日時点で花王(4452)の株価は8,646円ですから、保有株式の時価は花王株だけで60億800万円ということになります。

昭栄薬品の時価は35億円ですから、保有する花王株が昭栄薬品の時価総額をはるかに上回ってしまっています。

昭栄薬品は買い?

花王株を多く保有し、「かぶ1000式」の評価方法でネットネット株指数が0.52という割安なネットネット株です。

光通信や複数の取締役が大株主になっていることも高評価です。

正味流動資産の半分を有価証券が占めることやチャート形状は気になりますが、ポートフォリオに組み入れても失敗する確率は低そうです。

今後も要注目銘柄の一つです。

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