こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
ネットネット株ランキングにはカネソウ(5979)という銘柄がランクインしています。
割安株の宝庫である名証2部に上場する企業ですが、どのような銘柄なのでしょうか?
今回の記事では、カネソウはどんな銘柄か?安全域の厚い銘柄と言えるのはなぜか?取り上げます。
目次
カネソウは、
マンホール蓋、溝蓋、排水金具等の金属金具の建材を製造・販売する総合建築建材メーカーである。
出典:Wikipedia「カネソウ」
という会社です。
単なる建設部を製造する企業に留まらず、地震等による建物の損壊を防ぐエキスパンションジョイントや、建物に降り注いだ雨水を清掃やガーデニングなどの水撒き用の水として貯えておく雨水利用システム、屋上緑化・壁面緑化をサポートする製品を提供しており、防災・環境保全関連銘柄として注目していきたい企業です。

過去10年間の月足チャートで確認すると、今の株価が高値圏にあるとは言えません。
問題は、株価よりも流動性です。

ご覧のとおり、取引が成立しない日がかなりあり、希望の金額ですぐに入手できないのが難点です。
予想PERは28.03倍、PBRは0.45倍です。

公共投資が低調で土木需要が低下していることから、売上高は減少傾向にあります。

材料費の高騰や人件費の上昇により、ここ数年利益が低くなっていましたが、販売価格の改善などにより持ち直しています。

安定した配当実績を持っています。
配当利回りは3.46%とまずまずです。

正味流動資産は97億円程になります。
その大半が現金・預金ですので、安心感があります。

12月30日時点の終値4,330円で算出した時価総額62億円を、正味流動資産で割ったネットネット株指数は「0.64」となり、純然たるネットネット株になります。

業績は安定しており、配当利回りは良い、保有していても安心感のある銘柄です。
最大の欠点は流動性が乏しい、ということでしょうか。
板が薄いので大量に買い集めることは難しいので、少量をポートフォリオに加えるということになるかもしれません。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。