正味流動資産の算出方法を「かぶ1000式」から「NCAV」式に変更する理由

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

これまで、かぶ1000さんが考案・使用なさる方法で正味流動資産を算出し、割安度を図ってきました。

しかし、このたび、正味流動資産の算出方法を、この「かぶ1000」式から、ネットネット株投資のよりベーシックな算出方法である「NCAV」(Net Current Asset Value)式に変更することにしました。

この記事では、なぜ変更を踏み切ったのか、その理由をご説明します。

「かぶ1000」式と「NCAV」式の違い:

この「かぶ1000」式の主な特徴は、

  • 流動資産のうち棚卸資産を「正味流動資産」として計上しない。
  • 固定資産の投資有価証券を100%「正味流動資産」として計上する。

というものです。

一方で、「NCAV」式の主な特徴は、

  • 非常にシンプルであること。
  • ベンジャミン・グレアムに考案されて以降、長期間に渡って有効性が実証されてきたこと。

です。

投資有価証券を正味流動資産に含めるか否かが大きく異なっており、上昇相場で非常に強いのが「かぶ1000」式株価下落耐性をより持っているのが「NCAV」式というイメージを持っています。

「かぶ1000」式から「NACV」式に移行する1つの理由:

ズバリ、移行する理由は、現在の株式相場が高値圏にあると思われるからです。

「かぶ1000」式の投資有価証券を評価するスタイルは合理的ですし、有効性が実証されてきた方法であると考えています。

今後も上昇相場が続く可能性が高いのであれば、「かぶ1000」式を採用するのがベストかと思います。

しかし、現在の株式市場は高値圏にあり、上値よりも下値が大きい、と思います。

ダウも、TOPIXもご覧のとおりです。

※出典:SBI証券
※出典:SBI証券

もちろん、今後も上値を追っていく可能性は十分にあると思います。

とはいえ、下値余地がどんどん拡大している中で、下落に転じた場合のことも考えて、不測の損失を抱えないようにしたいと考えました。

たとえば、昭栄薬品が大量保有する花王株が下落したら・・・、岩塚製菓が大量保有する旺旺企業集団(ワンワングループ)の株価が下落したら・・・、といったこともシミュレーションしておく必要はあるかと思います。

一方の「NACV」式は、投資有価証券を加味しておらず、保有株式の下落による逆ブーストが掛かる心配がありません

また、1929年の世界大恐慌を体験したベンジャミン・グレアムが考案した方式であるだけに下落耐性も持っています。

そこで、「かぶ1000」式から「NACV」式に切り替えることにしました。

まとめ:

個人的には、「かぶ1000」式はお気に入りの算出方法ですが、現在の相場環境から、当面、「NACV」式に切り替えることにしました。

ただ、現在保有する昭栄薬品と岩塚製菓の今後には期待しており、ポートフォリオの一部で保有を続けてゆくつもりです。

また、全体相場が下落トレンド入りしたことを確認したならば、「NACV」式の0.66未満という基準を0.5未満に切り下げ、一層厚い安全域を確保して冬の時代を耐えてゆきたいと考えています。

そして、次の上昇相場では、再び「かぶ1000」式に乗り越えることを予定しています。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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