こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。
最近、高配当銘柄への投資について、よく見聞きします。
たしかに、大手総合商社で4%台、メガバンクで5%前後といった銘柄が増えつつあり、債券がゼロ金利の現在、配当だけでも十分に魅力的に映ります。
また、ジェレミー・シーゲル教授も、配当金を再投資することで投資効率が高まることに加え、高配当銘柄は下落相場のプロテクター・上昇相場のアクセルとなると書いています。
このように高配当銘柄に対する評価は高いものですが、ネットネット株ポートフォリオを組む上で、配当利回りを加味して、銘柄選定を行う必要があるのでしょうか?
私個人としては、配当利回りはほとんど考慮していません。
この記事では、
- ネットネット株投資を行う上で配当利回りをほとんど考慮しないのはなぜか?
- 現在のポートフォリオの各銘柄の配当利回りはどの程度であるか?
触れてゆきます。
目次
私個人は、当然、無配銘柄は避けています。
とはいえ、以下の2つの理由から、配当利回りは考慮していません。
- ネットネット株候補そのものが少ないから。
- ネットネット株投資は、インカムゲイン(配当金)ではなく、キャピタルゲイン(保有銘柄の株価上昇)をターゲットとする投資手法であるから。
理由①ネットネット株候補が少ないから
ネットネット株指数が0.67未満の純然たるネットネット株は少数に留まります。
割安株としてすでに厳選された銘柄から高配当株のフィルターを掛けると、投資対象が極端に少数になり、リスク分散を図ることが困難になってしまいます。
理由②キャピタルゲインをターゲットにしているから
ネットネット株投資は、インカムゲイン(配当金)ではなく、キャピタルゲイン(株価上昇)をターゲットにしています。
この目的に絞るためにも、配当金については考慮しないようにしています。
2019年10月11日現在の保有銘柄の配当利回りは以下のとおりです。
銘柄 | 配当利回り(%) |
1711 日本乾溜 | 1.50 |
2221 岩塚製菓 | 0.63 |
3504 丸八HD | 3.81 |
3537 昭栄薬品 | 1.90 |
3952 中央紙器 | 3.27 |
5993 知多鋼 | 2.00 |
6303 ササクラ | 1.86 |
8145 中部水産 | 3.36 |
9193 東京船 | 2.79 |
9755 応用地質 | 2.52 |
9885 シャルレ | 2.46 |
全体平均 | 2.37 |
TOPIXの配当利回りは「2.50」ですので、ポートフォリオの配当利回りはやや劣る水準に留まります。
ネットネット株候補はかなり厳選された銘柄群であり、キャピタルゲインを狙った投資手法になるため、私個人はほとんど配当利回りを意識していません。
現に、保有する銘柄群の配当利回りの平均は2.37%に留まっています。
しかし、支払われた配当は再配当し、複利効果を利かせることが重要であることは言うまでもありません。
今後も、配当利回りにとらわれることなく、割安な銘柄への投資を続けてゆくつもりです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。