【ネットネット株】東京汽船(9193)の銘柄分析

こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。

産まれたときから、ずうっと東京都民でありながら、これまで東京湾の水を1滴たりとも触れたことがありません。

遠目に眺めたことはありますが・・・。

この近くて遠い東京湾は、世界有数の混雑海域だと言われています。

狭い海域を巨大タンカーから小さな漁船まで多様な船が行き交っているからです。

この海域で、危険物積載船や大型船のエスコート業務や曳舟業務、フェリー業を展開しているのが東京汽船という会社です。

1.東京汽船とは

曳船業務を行う海運会社です。

また、久里浜港と金谷港を結ぶ旅客フェリー会社である東京湾フェリーの親会社としても知られています。

2019年3月期のセグメント別の売上高割合は、このような感じです。

(2019年3月期の売上高割合)

東京湾フェリーなどの旅客船事業の売上高がもっと多いものかと思いましたが、曳舟事業が全体売上高の7割以上を占めています。

東京汽船のホームページの「曳舟業界のリーダー企業」「日本最大規模の曳舟船隊を運行」という表現が大げさではないことを伺える売上高割合です。

2.最近の株価動向

直近の6か月間、700円と760円の間でのレンジが続いています。

東京汽船 株価 チャート
2019年1月から9月にかけてのチャート。

3.ネットネット株としての投資対象になるか?

この東京汽船株がネットネット株としての投資対象になるか、チェックしていきます。

 3-1.業績:◯(良い)

売上高はやや下降トレンドにあるように見えますが、昨年度は持ち直しました。

2010年3月期から2019年3月期にかけての売上高推移。(単位:百万円)

経常利益は安定しており、過去10年間に赤字を経常した年はありません。

2010年3月期から2019年3月期にかけての経常利益推移。(単位:百万円)

リーマンショック直後でも安定した利益を生み出しており、業績は安定しています。

 3-2.配当:◯(良い)

過去10年を振り返ると、最終利益と連動する形で、2012年と2018年に減配しているものの、他の年は増配しています。

2010年3月期から2019年3月期にかけての配当実績(単位:円)

 3-3.ネットネット株指数:◎(とても良い)

東京汽船は現金預金が厚いキャッシュリッチ・タイプのネットネット株です。

正味流動資産は122億5,741万8,000円です。

正味流動資産は122億円余りとなります。

現金預金は121億円以上を持っているため、ものすごいキャッシュリッチ会社です。

関係会社株式の26億円の流動性が気になり控除したとしても、正味流動資産は依然として95億円余りに達します。

この正味流動資産を時価総額と比較すると、

(単位:千円)

時価総額を正味流動資産で割ったネットネット指数は、

0.58!!

となります。

1,225円の入った財布が722円で売っている状態です。

しかも、現金預金を時価総額と比較すると、

単位(千円)

722円で1,212円のキャッシュと交換できるような状態です。

 3-4.結論

業績・配当ともに不景気耐性があり、安定しています。

キャッシュリッチ・タイプの優良ネットネット株で、極めて割安に放置されています。

ぜひネットネット株ポートフォリオに組み入れておきたい銘柄の1つです。

4.まとめ

普段の生活に馴染みのない企業ですが、東京湾を航行する船舶の海上安全確保を主業務とするディフェンシブな銘柄です。

曳舟業界のリーダー企業が、いつしかネットネット株ポートフォリオ全体を引っ張ってくれることを願っています。もちろん上の方に。

お読みくださり、どうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください