3537 昭栄薬品

3537 昭栄薬品を分析してみます。

1.昭栄薬品(3537)とは?

社名に「薬品」という語が含まれますが、医薬品メーカーではなく、「オレオケミカル」という天然油脂由来の油脂化学品を扱う化学品商社です。

2.主なトピック

  • 花王株を694,910株も保有している。
  • 光通信が5.5%の株式を保有する大株主である。

 2-1.花王株を694,910株も保有している

昭栄薬品は、花王株を70万株近くを有しています。

花王といえば、29期連続増配中の超優良株です。

2019/8/28時点で花王の株価は7,708円ですから、保有株式の時価は5,356百万円ということになります。

昭栄薬品の時価は3,321百万円ですから、保有株式の時価が昭栄薬品の時価総額をはるかに上回ってしまっています。

 2-2.光通信が5.5%の株式を保有する大株主である。

光通信は、通信や化学関連銘柄に投資しており、投資先は「光モノ」などと呼ばれて、値上がりが期待されています。

この光通信が、昭栄薬品株を長期保有を目的とした純投資先としており、光通信の動向がカタリストになるのでは?と期待する投資家もいます。

3.最近の株価動向

トピック性をもつ銘柄ですが、株価は冴えず、安値更新中です。

直近1年の高値である2018/10/30の1,180円から、2019/8/26の868円へと26%以上も値を落としています。

4.ネットネット株として投資対象になるか

この昭栄薬品株がネットネット株として投資対象に該当するか、分析してみます。

 4-1.業績:○(良い)

売上高営業利益当期純利益
2016/318,406283759
2017/318,828297261
2018/320,198334314
2019/320,110273272

昨年度は減収減益を計上しました。

主な要因は、

  • 天然油脂相場の下落
  • 中国での環境規制に伴う取扱商品の供給不足

にあるようです。

とはいえ、2016年3月の上場以来、黒字が続いています。

 4-2.配当:○(良い)

配当金配当性向
2016/313.35.1%
2017/315.020.5%
2018/317.720.1%
2019/318.023.5%
2020/3(予想)18.023.6%

20%以上の配当性向を目標として掲げており、配当実績は安定しています。

 4-3.ネットネット株指数:◎(とても良い)

現金及び預金1,501,649,000
受取手形及び売掛金6,152,057,000
貸倒引当金△67,000
投資有価証券6,925,526,000
貸倒引当金△5,654,000
換金性の高い資産合計14,573,511,000
負債総額8,041,884,000
換金性の高い資産から負債を差し引いた額6,531,627,000
時価総額3,300,000,000
ネットネット株分岐点0.5052

ネットネット株指数は、0.50で、きわめて割安なネットネット株と言えます。

5.まとめ

現在、把握している銘柄で、もっともディスカウントされている銘柄です。

業績は低迷しているものの、光通信の保有などカタリストになり得る要素があり、3割引きで日本一の連続増配銘柄である花王株を保有できるのは大きな魅力です。

ネットネット株のポートフォリオに組み入れる条件にはかなった銘柄と言えそうです。

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