岩塚製菓(2221)の銘柄分析です。
目次
岩塚製菓とは:
煎餅やおかきなどの米菓を作っている会社です。
「大人のおつまみ」シリーズの「えび黒こしょう」は絶品で、おやつに最高です!
トピック:中國旺旺控股有限公司の大株主
岩塚製菓は、中国最大の菓子メーカーである中國旺旺控股有限公司の株式を大量保有しています。
「旺旺」ブランドは、中国国内でとても有名で、煎餅ややソフトキャンディーの製造販売で圧倒的シェアを占めているとのこと。
そんな企業の株式を大量保有し、毎年多額の配当収入を得ています。
株式動向:
直近1年の高値である、2018年9月の5,200円から25%以上下げて、4,000円を下回る水準に留まっています。

この岩塚製菓は、投資対象になるのか、確認していきます。
1.業績推移:
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
2015/3 | 22,014 | 458 | 1,697 |
2016/3 | 22,378 | 391 | 294 |
2017/3 | 23,025 | 374 | 1,232 |
2018/3 | 23,792 | 66 | 1,023 |
2019/3 | 22,977 | 8 | 1,311 |
一応、黒字を維持してはいますが、昨年度の営業利益が800万円とは、なんとも心もとない・・・。旺旺集団からの配当で利益を出してます。
一応、2009年までさかのぼったところ、当期純利益は黒字を維持していました。
2.配当実績:
配当金(円) | |
2014/3 | 18 |
2015/3 | 18 |
2016/3 | 18 |
2017/3 | 18 |
2018/3 | 20 |
2019/3 | 22 |
配当利回りは、0.62%と低いものの、安定して配当を出しています。
3.ネットネット株分岐点:
現金及び預金 | 1,781,876,000 |
受取手形及び売掛金 | 3,560,265,000 |
貸倒引当金 | △77,033,000 |
投資有価証券 | 56,576,464,000 |
貸倒引当金 | △29,131,000 |
高い換金性をもつ資産合計 | 61,812,441,000 |
負債合計 | △19,042,552,000 |
高い換金性をもつ資産から負債を差し引いた額 | 42,769,889,000 |
株式数 | 5,995,000 |
ネットネット株分岐点 | 7,134 |
ネットネット株分岐点は7,134円となり、4,000円を下回る水準に留まる岩塚製菓株は、かなり割安なネットネット株ということになります。
まとめ:
営業利益は低めですし、配当利回りも低いですが、圧倒的に割安水準にあるネットネット株であるため、ポートフォリオに含めておきたい銘柄の1つです。
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