9409_テレビ朝日ホールディングスの分析を行ってみます。
ご承知のとおり、テレビ朝日を完全子会社として持つ認定放送持株会社です。
個人的にはTVを観る習慣がなく、TVのスイッチを付けたとしても、NHKニュースを流す程度なので、最近のテレビ朝日がどんな番組を制作しているのか、まったく分かりません・・・。
株価は、2018/11/8の高値2,410から下げトレンドが続いており、2019/8/26には1,642まで下げてきました。
ネット配信も、テレビ視聴率も好調らしいですが、広告需要がパッとしないようです。メディア業界からも不景気の足跡が聞こえてきます。

それでは、ネットネット株と言えるか、チェックしていきます。
目次
1.業績:○(良い)
当期純利益は、リーマンショックのあった2008年に赤字計上しています。しかし、その後10年間は順調に黒字を維持し、2019年3月期には128億円の最終利益を計上しました。
2.配当:○(良い)
過去5年を振り返りましたが、30円→40円→40円→50円→50円と安定した配当実績を持っています。
3.ネットネット株:○(良い)
● 換金性の高い資産(A) 298,584百万円
● 負債(B) 97,515百万円
・ AからBを差し引いた額(C) 201,069百万円
・時価総額(D) 191,400百万円
★ネットネット株指数(D/C) 0.9519
現在の株価(1,600円台)はネットネット株水準に照らして売られすぎの状態と言えます。
4.結論
ネットネット株の中では、知名度の高い銘柄であり、比較的早い段階での水準訂正を期待できます。