プレイメイツ玩具(HK:00869)の銘柄分析 ― ミュータント・タートルズ関連銘柄

カントリーリスクを考慮に入れ、先週から、海外のネットネット株を株式ポートフォリオに組み入れています。

今回は、先週購入したプレイメイツ玩具(HK:00869)という香港株をご紹介します。

『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』(Teenage Mutant Ninja Turtles)というアニメシリーズの関連グッズを扱うおもちゃメーカーです。

このプレイメイツ玩具は、ネットネット株投資家として「買い」と言えるのか、まとめました。

時価総額は?

出典:SBI証券

過去10年間の月足チャートを確認すると、2014年前半には4.0香港ドル台まで上昇しましたが、現在は0.3香港ドル程度で推移しています。

発行済株式数は1180百万株です。

したがって、時価総額は269百万香港ドルとなり、日本円に換算すると37億円程度の理想的な超小型株です

ネットネット株指数は?

流動資産の内訳を見ると、なんと現金が91%!を占めています。

一方、負債では、未払金などの「その他(流動負債)」の割合が76%を占めています。

優先株式やバランスシートに計上されていない債務は見当たりません

流動資産から総負債などを差し引いた正味流動資産は、895.5百万香港ドルとなります。

時価総額を正味流動資産で割ったネットネット株指数は0.30となります。

流動資産の大半を現預金が占めるため、3,000香港ドルで10,000香港ドルを入手できるような非常に割安なネットネット株となります。

正味流動資産の変化率は?

NCAVは2018年頃をピークに下落トレンドをたどっています。

とはいえ、直近12ヶ月の比較では5.6%の縮小に留まっています。

業種は?

おもちゃメーカーであるため、「不動産業・金融業銘柄でない」という購入基準には抵触していません。

負債は?

流動比率は654.3%で、「流動比率が150%以上」という購入基準をクリアしています。

また、有利子負債自己資本比率は0.32%であるため、有利子負債自己資本比率が20%未満」という基準も満たしています

役員の保有株式数は?

役員の保有株式数は微減しており、発行済株式数に占める割合は1.43%に留まります。

まとめ:

時価総額は日本円で37億円、ネットネット株指数は0.30、流動資産の9割が現金という魅力的なネットネット株です。

ただし、売上高は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』関連のおもちゃに偏っている上、ウォルマートやアマゾンで販売され米国が最大の市場となっているために米中貿易摩擦の影響を大きく受けているようです。

親会社のプレイメイツ(HK:00635)が50.85%の株式を有しており、TOBによる親子上場解消を期待していますが、どうなるでしょうか。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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